台風シーズンが近づく中、今年も熱帯低気圧や“台風のたまご”に関する注目が高まっています。
まだ正式な台風やたまご(熱帯低気圧)が発生していない段階でも、各気象機関は南の海域を重点的に監視しており、気になる動きがあればすぐに話題になります。
この記事では、台風24号に関連しそうな気象情報や、発生の兆候がある場合に備えた最新の動向を、米軍JTWC・ヨーロッパECMWF・Windyの進路予想から丁寧に解説。
今後の発達の可能性や、日本への影響などもあわせて調査していきます。
2025年台風24号の「たまご」とは?現状まとめ【いつ発生?どこで?】
10月13日、台風24号になりそうなたまご(96W)が発生しました。
Invest 96W は、グアムあたりより南の海域、赤道近く側/南西太平洋寄りの海域に観測されていて、衛星画像では雲の集まりや対流域が点在している状態。
現行データによれば、最大風速は 約 13~18 ノット(25~35 km/h 程度) あたり、中心気圧は 1009 hPa あたりと見積もられている。
JTWC の発表 “TROPICAL DISTURBANCE SUMMARY” によると、この 96W は「24時間以内に有意な熱帯低気圧になる可能性は低い(LOW)」という見解が示されている。
また衛星のマルチスペクトル/マイクロ波画像からは、構造はまだ広がりが大きく、中心周辺の対流が強くまとまりきっていない様子との評価がある。

台風の「たまご」は、
台風に発達する可能性がある
注目の熱帯低気圧のことだよ!
\備えあれば憂いなし/
たまごが台風になる確率はどれくらい?
「たまご」が台風になる確率は、状況によって異なりますが、米軍(JTWC)が「HIGH(高)」と判定した場合は70〜90%以上の確率で台風に発達すると言われています。
一方、「LOW」や「MEDIUM」の段階では、そのまま消滅するケースも多く、こまめなチェックが重要です。

気象庁の台風情報ページや
JTWCの分類をこまめにチェックするのがコツ!
【最新】米軍JTWCの進路予想と強さ予測は?
米軍JTWCとは?
- アメリカ海軍・空軍共同の気象機関で、熱帯低気圧の監視を24時間実施。
- “Invest”番号(90〜99)や”06W”のような識別番号を用いて監視。
- 進路図は「Cone(円錐)」型で、予測のブレ幅が視覚的にわかりやすい。
- 更新頻度が高く、発達予測にも敏感。
米軍の番号(93Wなど)の意味とは?
JTWCでは、台風のたまご(熱帯擾乱)を識別するために「番号+アルファベット」で分類します。
- 「93W」や「90W」:北西太平洋(West Pacific)を意味する「W」
- 数字は発生順。93Wなら、今季93番目の熱帯擾乱という意味です。
この番号が出ると、JTWCが監視対象にしている証拠。警戒の目安になります。
10月13日現在の状況
JTWC は現在、“熱帯低気圧化する可能性(Significant Tropical Cyclone 化)”を注意対象として扱っていて、正式には TCFA(Tropical Cyclone Formation Alert) をまだ出していないか、リスクとしては低評価(LOW)という段階に留めている。
強度の見積もりとしては、今のところ 13~18 ノットあたりの段階で、強まるとしても緩やかな傾向を示すモデルが多め。急激に強くなる予報は目立っていない。
進路に関しては、北または北北西方面へ進む可能性を示すモデルがあるが、海域の流れ(大気の風場、貿易風や副偏西風の影響)などによっては進路の変動性が高く、予測には不確実性が大きい。
\備えあれば憂いなし/
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予測は?
ヨーロッパ中期予報センターとは?
- ヨーロッパ中心の高精度気象モデルで、信頼性が高いとされる。
- 10日以上先までの中期予測に強く、滑らかな進路予想が特徴。
- 「ensemble(アンサンブル)」予測で、複数の可能性を同時に表示可能。
- Windyや天気専門サイトでもECMWFベースの図を閲覧できる。
10月13日現在の状況
ECMWF は “tropical cyclone genesis”(熱帯 cyclone 発生可能性)の中期予報チャートを提供していて、96W の位置する海域は発生可能性ゾーンとして対象になっていることがある。
ただし ECMWF のモデル群自体は、「強烈な発達」よりは「ゆるやかな発達 or 生成が抑制される可能性も残す」シナリオを重視してるケースが多い。
進路予測に関しても、北北西〜北方向への移動を示す軌道が複数モデルで出ている。ただし、海上通過するか沿岸へ接近するか、かなり幅がある予測のばらつきが見える。
\備えあれば憂いなし/
Windyで見た進路と風の動き【リアルタイム確認も可能】
Windyとは?
- 視覚的に天気を確認できる無料サービス。スマホアプリでも利用可能。
- ECMWF・GFSなど複数モデルを選択して切り替えられる。
- 「Wind」で風の渦、「Rain」で雨量、「Pressure」で気圧配置が確認可能。
- 拡大・縮小で局地的な動きまでチェックできる。
Windyで台風のたまごを見るには?おすすめの見方を解説
Windyでは、以下の操作で「たまご」の雲の渦や進路をチェックできます。
- 画面右下の「モデル」で「ECMWF」を選択(信頼性が高い)
- 「風(Wind)」か「気圧(Pressure)」を選択
- 日本周辺やフィリピン東海上に渦が見えたら、たまごの可能性大!
- 時間を進めて(▶)、進路や発達傾向も確認可能

事前にアプリをスマホに入れておくと、
移動中でもサッと確認できて便利です!
10月13日現在の状況
Windy を使えば GFS、ICON、ECMWF、UKMO など複数モデルを重ねて見ることが多いけど、その傾向を整理すると:
- 多くのモデルでは 96W は 北北西側へゆるやかに進む予測になっていることが多い。
- 強度に関しては、「ゆっくり成長する」予測が多く、短期間で急激に台風クラスになる予測はまだ少数派。
- ただし、モデル間で進路幅・強化幅のばらつきが大きく、進路のズレが日本への影響を左右すると思う。

Windyは無料でリアルタイムの風の動きが見られて便利だよ!
\備えあれば憂いなし/
日本への影響はある?警戒すべき地域と時期
10月13日時点の予測
もし 96W が台風24号(あるいはそれに近い強さ)にまで発達する場合、注意しておきたい地域と時期を以下のように想定できる:
| 項目 | 想定内容 |
|---|---|
| 警戒地域 | 南西諸島(奄美、沖縄、宮古・八重山あたり)はまず注目。進路次第では九州南部、四国、さらに本州南側沿岸も影響を受けうる。 |
| 時期 | この先 数日〜1週間で発達の動きが見えてくる可能性が高い。日本で影響を感じ始めるなら 5~8日後あたりからというシナリオも考えられる。 |
| 影響内容 | 高波・うねり、沿岸波かぶり、海上交通への支障。風雨、特に島しょ部や沿岸部では突風・大雨の可能性。河川流域や低地での浸水リスクも注意。 |
\備えあれば憂いなし/
台風24号になる可能性は?気象庁の発表もチェック!
- 気象庁では、最大風速が17.2m/s(34ノット)以上に発達した熱帯低気圧を「台風」と定義します。
- 台風に発達したと認められた時点で、通し番号(台風○号)が与えられ、命名されます。
- なお、命名はアジア各国が用意した140個の名前から順番に使用(例:ナンマドル、ハグピートなど)
- JTWCで台風扱いになっていても、気象庁が認定しないと「日本では台風になっていない」という扱いになる場合もあります。
10月13日現在の状況
“台風(Typhoon)クラス”にまで発達する可能性は、 中程度よりやや低め と見るのが現状の妥当な線だと思われる。
より現実的なシナリオとしては、 熱帯低気圧 → 強い熱帯低気圧 → 弱めの台風クラス に段階的に発達する可能性を残すモデルも見られる。
数値で言うなら、20〜50% あたりの範囲で「台風クラスまで育つ可能性」があるかもしれない。ただこれはあくまで暫定的な予測で、今後の観測・モデル更新で大きく変わる。
\備えあれば憂いなし/
過去の台風24号と比較してみた【参考データ】
未発表
\備えあれば憂いなし/
今後の最新情報・更新履歴はこちら!
| 更新日 | 内容 |
|---|---|
| 10月5日 | 台風24号のたまご 未発生 |
| 10月13日 | 台風24号のたまご 発生 |
| ○月○日 | |
| ○月○日 |
*最新情報に随時更新してゆく予定です!
まとめ

最新情報をこまめにチェックして、
早めの対策を進めておこうね!
台風24号に関して、何か情報がありましたら、随時更新してゆく予定です。
この記事をブックマークして、時々確認していただけますとお役に立てると思います!
台風シーズン、各地で被害が出ないことを祈りつつ、最新情報をチェックしてゆきましょう。
\備えあれば憂いなし/



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