台風シーズンが近づく中、今年も熱帯低気圧や“台風のたまご”に関する注目が高まっています。
まだ正式な台風やたまご(熱帯低気圧)が発生していない段階でも、各気象機関は南の海域を重点的に監視しており、気になる動きがあればすぐに話題になります。
この記事では、台風19号に関連しそうな気象情報や、発生の兆候がある場合に備えた最新の動向を、米軍JTWC・ヨーロッパECMWF・Windyの進路予想から丁寧に解説。
今後の発達の可能性や、日本への影響などもあわせて調査していきます。
2025年台風19号の「たまご」とは?現状まとめ【いつ発生?どこで?】
台風19号になりそうなたまごは、9月18日現在、ウェイク島(Wake Island) の北北西、約 282 海里(約 520 km)ほどの地点にあって、北緯 23.5° 東経 164.3° 付近。
熱帯低気圧の初期段階で、対流活動は南東側に強く、中心低気圧周辺の構造はいまだ整っていないところもありますが、徐々にまとまりつつあるようです。

台風の「たまご」は、
台風に発達する可能性がある
注目の熱帯低気圧のことだよ!
\備えあれば憂いなし/

たまごが台風になる確率はどれくらい?
「たまご」が台風になる確率は、状況によって異なりますが、米軍(JTWC)が「HIGH(高)」と判定した場合は70〜90%以上の確率で台風に発達すると言われています。
一方、「LOW」や「MEDIUM」の段階では、そのまま消滅するケースも多く、こまめなチェックが重要です。

気象庁の台風情報ページや
JTWCの分類をこまめにチェックするのがコツ!
【最新】米軍JTWCの進路予想と強さ予測は?
米軍JTWCとは?
- アメリカ海軍・空軍共同の気象機関で、熱帯低気圧の監視を24時間実施。
- “Invest”番号(90〜99)や”06W”のような識別番号を用いて監視。
- 進路図は「Cone(円錐)」型で、予測のブレ幅が視覚的にわかりやすい。
- 更新頻度が高く、発達予測にも敏感。
米軍の番号(93Wなど)の意味とは?
JTWCでは、台風のたまご(熱帯擾乱)を識別するために「番号+アルファベット」で分類します。
- 「93W」や「90W」:北西太平洋(West Pacific)を意味する「W」
- 数字は発生順。93Wなら、今季93番目の熱帯擾乱という意味です。
この番号が出ると、JTWCが監視対象にしている証拠。警戒の目安になります。
9月18日現在の状況

JTWC はこの 91W に対して Tropical Cyclone Formation Alert(TCFA) を出していて、今後 24 時間以内に「有意な熱帯低気圧(Significant Tropical Cyclone)」になる可能性が 高いと見ています。
最大風速は現在 約 20〜25 ノット(約 37〜46 km/h)ほどで、最低中心気圧はおよそ 1009 hPa 前後。
環境条件(海面水温や上層の流れ)の面で発達に好条件の所もあり、24〜48時間以内に強度が少し上がる予想のモデルも。
\備えあれば憂いなし/

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予測は?
ヨーロッパ中期予報センターとは?
- ヨーロッパ中心の高精度気象モデルで、信頼性が高いとされる。
- 10日以上先までの中期予測に強く、滑らかな進路予想が特徴。
- 「ensemble(アンサンブル)」予測で、複数の可能性を同時に表示可能。
- Windyや天気専門サイトでもECMWFベースの図を閲覧できる。
9月18日現在の状況
ECMWF の予報モデルでは、91W は北北西へ進む経路をとる可能性が比較的高い。
進行速度はあまり速くないか、ゆるやかなペースで進む見込み。
強さについては、現在は熱帯低気圧クラスで、台風クラス(Typhoon)にまで発達するかどうかは未確定。
複数のアンサンブルモデルで「やや発達するシナリオ」があるが、全体としては慎重な見方。
\備えあれば憂いなし/

Windyで見た進路と風の動き【リアルタイム確認も可能】
Windyとは?
- 視覚的に天気を確認できる無料サービス。スマホアプリでも利用可能。
- ECMWF・GFSなど複数モデルを選択して切り替えられる。
- 「Wind」で風の渦、「Rain」で雨量、「Pressure」で気圧配置が確認可能。
- 拡大・縮小で局地的な動きまでチェックできる。
Windyで台風のたまごを見るには?おすすめの見方を解説
Windyでは、以下の操作で「たまご」の雲の渦や進路をチェックできます。
- 画面右下の「モデル」で「ECMWF」を選択(信頼性が高い)
- 「風(Wind)」か「気圧(Pressure)」を選択
- 日本周辺やフィリピン東海上に渦が見えたら、たまごの可能性大!
- 時間を進めて(▶)、進路や発達傾向も確認可能

事前にアプリをスマホに入れておくと、
移動中でもサッと確認できて便利です!
9月18日現在の状況
Windy で表示される複数モデル(GFS・ICON・ECMWF 等)でも、「北北西方向へ少しずつ進む」「海上を経由する経路」が多く見られる。
フィリピンや台湾の南側をかすめるか、遠めに動くか、進路の幅がある。
強度の予測もゆるやかで、すぐに猛烈な勢力へ急変する可能性は低そう。
まずは「熱帯低気圧のまま発達を少しずつ続ける」「もしかしたら強い熱帯低気圧あるいは弱い台風クラスになる」というシナリオが目立つ。

Windyは無料でリアルタイムの風の動きが見られて便利だよ!
\備えあれば憂いなし/

日本への影響はある?警戒すべき地域と時期
9月18日現在の予想
項目 | 内容 |
---|---|
警戒地域 | 南西諸島(特に 沖縄本島・宮古八重山・奄美)、九州南部(鹿児島・熊本あたり)、場合によっては四国や本州南部の太平洋側も影響を受けるかもしれない。 |
警戒時期 | この先 2〜4日以内に発達が進むかどうかが分かる節目。影響が出始めるのは 4〜7日後ぐらいの可能性。台風クラスになるなら、その前後から風雨・波の変化を感じ始める。 |
想定される影響 | 高波・うねり・海岸沿いの波のかぶり、船・漁業など海上活動への支障。強風や雨も伴い、南の島しょ部では突風・大雨の可能性。低地や河川のある所では雨による浸水も注意。 |
\備えあれば憂いなし/

台風19号になる可能性は?気象庁の発表もチェック!
- 気象庁では、最大風速が17.2m/s(34ノット)以上に発達した熱帯低気圧を「台風」と定義します。
- 台風に発達したと認められた時点で、通し番号(台風○号)が与えられ、命名されます。
- なお、命名はアジア各国が用意した140個の名前から順番に使用(例:ナンマドル、ハグピートなど)
- JTWCで台風扱いになっていても、気象庁が認定しないと「日本では台風になっていない」という扱いになる場合もあります。
9月18日現在の状況
現時点では、「台風(Typhoon)クラス」になる可能性は 中程度よりやや低め、ただし完全に除外できるわけでもない、という感じ。
具体的に言うと、約 30〜50% の範囲で「台風クラスになる可能性」があるかもしれない。
ただ、これには「発達に好条件が維持されること」「進路が遮られず海上で十分に発達できること」など条件が複数そろう必要あり。
もし強くなれば、台風番号「19号」となる可能性もありうるけど、今のところは「発達するかどうかを見守る段階」です。
\備えあれば憂いなし/

過去の台風19号と比較してみた【参考データ】
過去の「台風19号」は、日本にとって「暴風」「豪雨」「広範囲の浸水」など、それぞれ違ったかたちで大きな爪痕を残しています。
今回の91W(もし台風19号になる場合)も、まだ発達段階ではあるけれど、過去の事例を思い出すと「早めの備えが大切」ということが改めて感じられます。
① 平成3年(1991年)台風19号
- 名称:台風19号(国際名:Mireille/ミレーレ)
- 特徴:非常に強い勢力のまま九州北部に上陸し、日本海を縦断。
- 被害:暴風による被害が特に大きく、当時の住宅被害は全国で約5万棟以上、死者・行方不明者92人。西日本を中心に甚大な被害をもたらした。
- 備考:平成の台風被害の中でも代表的な「暴風台風」として記録されている。
② 平成23年(2011年)台風19号
- 名称:台風19号(国際名:Talās/タラス)
- 特徴:本州の南岸を北上し、紀伊半島に接近・上陸。
- 被害:台風そのものの風よりも、豪雨による土砂災害や河川氾濫が深刻で、特に和歌山・奈良・三重で甚大な被害。
- 死者・行方不明者は全国で98人にのぼり、「平成の大水害台風」として語られることもある。
③ 令和元年(2019年)台風19号
- 名称:台風19号(国際名:Hagibis/ハギビス)
- 特徴:過去最強クラスの勢力を保ったまま伊豆半島に上陸。関東・甲信・東北を中心に広範囲で記録的な豪雨をもたらした。
- 被害:河川の氾濫が相次ぎ、浸水被害は全国で約9万棟以上。死者・行方不明者100人超。
- 備考:近年の台風災害の中でも特に大きな被害を残し、防災意識を大きく変えた台風。
\備えあれば憂いなし/

今後の最新情報・更新履歴はこちら!
更新日 | 内容 |
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9月18日 | 台風19号のたまご 発生中 |
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*最新情報に随時更新してゆく予定です!
まとめ

最新情報をこまめにチェックして、
早めの対策を進めておこうね!
台風19号に関して、何か情報がありましたら、随時更新してゆく予定です。
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台風シーズン、各地で被害が出ないことを祈りつつ、最新情報をチェックしてゆきましょう。
\備えあれば憂いなし/

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