スキージャンプの「団体」が、ミラノオリンピック(ミラノ・コルティナ2026)から新種目「スーパーチーム」に変更されたのをご存じでしょうか。
名前は聞いたことがあっても、「結局なにがどう変わったの?」「日本は強いの?」と疑問に思っている人も多いはずです。
スーパーチームは、4人制だった従来の男子団体が2人制×3ラウンドのスピード感あるチーム戦になったイメージで、少数精鋭の国にもチャンスが広がる一方、エース2枚看板を持つ国にはより有利なフォーマットになっています。
そして日本は、北京五輪金メダリストの小林陵侑選手(29歳)と急成長中の二階堂蓮選手(24歳)のWエースコンビで出場決定!
この記事では、スーパーチームの基本ルールや従来の団体との違い、2人の選手紹介、金メダルの可能性やライバル国まで、初めて見る人でも楽しめるようにやさしく解説します。
テレビ観戦前にサクッと予習しておけば、「あ、このジャンプがメダル争いに直結するんだ!」と何倍もドキドキしながら応援できますよ。

小林&二階堂の“最強タッグ”で
金メダル、夢じゃないかも!」
スーパーチームとは?基本のイメージ
まずは、スーパーチームがどんな種目なのか、ざっくりイメージから押さえておきましょう。
- 各国 2人1チーム で戦う男子スキージャンプの団体戦。
- 3ラウンド制(3回戦)で、それぞれのラウンドで2人が1本ずつジャンプ。
- ラウンドごとに下位チームがふるい落とされ、最後は上位8チームで優勝争い。
- 距離点・スタイル点・風やゲート補正など、採点方法は従来のジャンプ競技と同じ。
ポイントは「2人×3ラウンド=合計6本のジャンプで勝負が決まる」コンパクトな団体戦というところです。
小林陵侑選手のようなエースが安定して飛べば、すぐに上位に食い込めます。
これまでの「団体」と何が違う?
「前の団体戦と何が変わったの?」という視点で、スーパーチームとの違いを整理してみます。
基本フォーマットの違い
| 項目 | 旧・男子団体(~北京五輪) | 新・男子スーパーチーム(ミラノ~) |
|---|---|---|
| チーム人数 | 4人 | 2人 |
| ラウンド数 | 2ラウンド | 3ラウンド |
| チームの総ジャンプ数 | 8本(4人×2本) | 6本(2人×3本) |
| 進行 | 上位8チームが2本目へ進出 | 1R→12チームまで、2R→8チームまで残る段階制 |
| 種目名 | 男子団体 | 男子スーパーチーム |
大きな変更点は「人数が半分・ラウンドが1つ増えた」ことです。
少数精鋭で何度も飛ぶ形にしたことで、1本1本の重みが増し、競技時間もタイトになりました。

エース2人がフル回転で飛び続ける、
体力もメンタルもタフさが求められる種目ですね。
変更の背景
IOC(国際オリンピック委員会)は、ミラノ・コルティナ2026に向けて複数競技のフォーマット変更を決定し、その一つとして男子スキージャンプ団体をスーパーチームに移行しました。
変更の理由としては、
- 男女の参加人数バランスの是正
- 参加国数を増やす(小規模なジャンプ国でも2人ならチームを組みやすい)
- 競技時間のコンパクト化と放送映え
といった狙いがあるとされています。
スーパーチームの詳しいルールと流れ
ここからは、テレビ観戦しながらでもイメージしやすいように、ルールと流れをもう少し細かく見ていきます。
チーム編成と出場条件
- 各国、同じNOC(国・地域)から2人の男子選手を選出。
- 2人とも、通常はワールドカップや個人種目の出場レベルにあるトップ選手。
- FISのワールドカップ規定では、少なくとも1人はFISカップやワールドカップなどでポイント獲得経験が必要とされています。
つまり「代表の中でも上位クラスの2人」で組まれるのが基本形です。
日本は小林陵侑と二階堂蓮のコンビで、まさにその典型。
競技の流れ(3ラウンド制)
スーパーチームは、次のような流れで進行します。
- 第1ラウンド
- 登録している全チームが出場。
- 各チーム2人が1本ずつ飛び、合計得点で順位を決定。
- 上位12チームが第2ラウンドへ進出。
- 第2ラウンド
- 第1ラウンドの得点を引き継いだ状態でスタート。
- 再び各選手が1本ずつ飛び、合計得点を加算。
- この時点での総合成績上位8チームが最終ラウンドへ。
- 第3ラウンド(ファイナル)
- 残った8チームがもう一度2本ずつジャンプ。
- ここまでの全6本分の合計得点で最終順位が決まる。

1回悪いジャンプがあるとズルッと落ちる…
という緊張感がすごいです。
採点方法は個人戦と同じ
スーパーチームだからといって、ジャンプ1本ごとの採点方法は個人戦と同じです。
- 距離点
- スタイル点(5人の審判が付けるフォーム・着地の評価)
- 風の有利不利を補正する「風ポイント」
- スタート位置による「ゲート補正」
これらの合計が「そのジャンプの得点」となり、2人分を足したものがチームのラウンド得点になります。
6本すべての合計点が最終結果に直結するので、1本のミスも許されないシビアな戦いになります。
スーパーチームが「団体」よりおもしろいポイント
スーパーチームならではの面白さを整理してみます。
- テンポが速く、ダレない
3ラウンド制でどんどんチームが絞られていくため、常に順位変動が起きやすく、最後まで緊張感が続きます。 - エース2人の“コンビネーション”がハッキリ出る
安定感のある選手+爆発力のある選手など、チーム内の役割分担が見えやすく、ペアの組み合わせを見るだけでも楽しいです。小林陵侑のビッグジャンプと二階堂蓮の安定飛躍が鍵。 - 小さな国にもチャンスが広がる
4人そろえるのが難しかった国でも、2人ならワールドカップクラスの選手を揃えやすく、参加国数が増える効果が期待されています。

“個人戦×ダブルス戦”みたいな感覚で見ると、
かなりハマりやすいです
ミラノオリンピックのスキージャンプ種目全体の中での位置づけ
スキージャンプには、ミラノ・コルティナ五輪で複数の種目があります。
- 男子個人ノーマルヒル
- 男子個人ラージヒル
- 女子個人ノーマルヒル
- 混合団体(ミックスチーム)
- 男子スーパーチーム(新種目)
男子スーパーチームは、スキージャンプ競技の最終種目として実施される予定で、「ジャンプ競技の締めくくり」として組まれています。
小林・二階堂ペアがここで輝けば、最高のフィナーレです。
大会終盤、メダル争いのクライマックスとして最大級に盛り上がるポジションだとイメージしておくと、観戦のワクワクが増します。
日本代表スーパーチーム選手紹介:小林陵侑&二階堂蓮の最強タッグ
ミラノオリンピックのスーパーチーム代表は、小林陵侑選手と二階堂蓮選手に決定!
ここでは2人を詳しく紹介します。
小林陵侑選手
29歳、岩手県八幡平市出身、身長174cm、体重59kg
スキージャンプ界の絶対的エース。
1996年11月8日生まれで、小学校3年生から本格的にジャンプを始めました。
高校卒業後、土屋ホームに入社し、2016年にワールドカップデビュー。
2018-19シーズンに日本人男子初の総合優勝を果たし、以降も圧巻の安定感を発揮。
主な実績:
- ワールドカップ通算35勝(日本人男子最多)
- 北京五輪:個人ノーマルヒル金・ラージヒル銀
- スキージャンプ週間総合優勝3回(史上稀に見る全勝含む)
- 世界選手権個人ラージヒル銀メダルなど
スーパーチーム向きの強みは“爆発的な大ジャンプ”。
252mの日本記録保持者で、悪条件でも逆転のビッグフライトを連発します。
3ラウンド連続で飛ぶ体力とメンタルも抜群。

小林選手のジャンプ見るだけで
アドレナリン出ますよね!
二階堂蓮選手
24歳、北海道江別市出身
急成長中の新星。
2001年5月24日生まれで、父も元ジャンパーというジャンプ一家。
下川商業高校から東海大学へ進学しましたが、2020年に中退して専念。
2022年に日本ビール所属となり、飛躍を遂げました。
主な実績:
- ワールドカップ初優勝(2026年1月ルカ大会など)
- 全日本選手権ラージヒル優勝(2023、2025)
- スーパーチームW杯で小林選手とペア3位など
- 世界選手権団体5位メンバー
スーパーチーム向きの強みは“安定した飛躍”。
131m・128mと2本揃える堅実さで、チームの土台を固めます。
初五輪ながら、W杯表彰台経験豊富でプレッシャーに強いタイプ。
コンビでは小林選手の“火力”を支える役割が期待されます。
2人のコンビネーション分析
| 選手名 | 強み | 弱み予想 | 役割イメージ |
|---|---|---|---|
| 小林陵侑 | 大ジャンプ・逆転力 | 不調時の波 | 先陣/最終飛躍者 |
| 二階堂蓮 | 安定飛躍・堅実さ | 爆発力の限界 | 先発/保険役 |
このペアは“爆発+安定”の黄金バランスで、スーパーチームにぴったりです。

ベテランと若手の化学反応で、
金メダル爆誕かも♪
日本の金メダルの可能性はどれくらい?
日本金メダルは“高確率で現実的”!
小林・二階堂ペアの強さを踏まえると、十分狙えます。
金メダルが狙える理由
- 小林選手のW杯35勝の実績と北京金銀の実戦力。
- 二階堂選手の安定感と成長曲線(W杯優勝・全日本制覇)。
- スーパーチームの2人制が、日本のトップ2人にマッチ。
- 最近のW杯スーパーチームで3位入賞経験あり。
“当日にハマれば金メダル筆頭”という声も上がっています。
ライバル国はどこ?注目国と強さ
日本が金メダルを争うライバル国を整理。
主なライバル候補国
| 国名 | 特徴・強みのイメージ |
|---|---|
| オーストリア | 常にトップレベルの選手層。安定感と爆発力を併せ持つ。 |
| ドイツ | 大舞台に強いエースが複数。団体戦での安定感が高い。 |
| ポーランド | エースの爆発力が高く、2人揃えば一気に金候補。 |
| ノルウェー | 風に強いテクニシャンが多く、悪条件でもまとめてくる。 |
| スロベニア | ラージヒルに強く、長距離ジャンプが武器。 |

“どこもエース2人は強い”ので、
その日の風やメンタル勝負になります。
波乱含みのフォーマットだからこそ、日本にも一発逆転のチャンスが大きいとも言えます。
スーパーチーム観戦のツボ
テレビや配信で観るときに、「ここを見ておくと何倍もおもしろい!」というポイントをまとめておきます。
- 日本チームの並び順(小林先か二階堂先か?)
- ラウンドごとの“ボーダーライン”
- 風とゲート調整(小林のビッグジャンプに注目)

実況や解説が“ここが勝負どころ”と言ったら、
呼吸を止めて見守るくらいのつもりで。
ざっくり時系列で見る・スーパーチーム1日の流れ
観戦計画を立てるときにイメージしやすいよう、1日の流れを表に。
| タイミング | 内容 |
|---|---|
| 開始約1時間前 | 試技(トライアルラウンド) |
| 開始 | 第1ラウンド(全チーム出場) |
| 第1ラウンド終了 | 上位12チームが第2ラウンドへ進出 |
| 第2ラウンド | 得点引き継ぎ+順位変動が激しくなる |
| 第2ラウンド終了 | 上位8チームが最終ラウンドへ |
| 第3ラウンド(決勝) | メダル争いの最終決戦 |
| 終了後 | 表彰式 |
だいたい2時間弱ほどで完結する、凝縮された“ジャンプのドラマ”です。
まとめ
スキージャンプの「スーパーチーム」は、ミラノオリンピックから採用された、2人1組×3ラウンドで競う新しい男子団体戦です。
従来の4人制団体から人数を絞り、そのぶんラウンド数を増やすことで、競技時間のコンパクト化とスリリングな展開を両立させたフォーマットになっています。
各ラウンドで下位チームがふるい落とされるため、1本のジャンプが持つ意味はこれまで以上に重くなり、日本代表の小林陵侑選手(W杯35勝、北京金銀王者)と二階堂蓮選手(W杯初優勝、全日本王者)のWエースコンビの出来がメダルの行方を大きく左右します。
強豪オーストリアやドイツ、ポーランドなどとの激しいメダル争いの中で、当日のコンディションがハマれば金メダルも十分に狙える現実的なターゲットです。
観戦するときは、2人の並び順やボーダーラインをチェックしながら応援を。
ミラノの空で、日本男子スキージャンプの歴史的新ページを一緒に刻みましょう!


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