台風シーズンが近づく中、今年も熱帯低気圧や“台風のたまご”に関する注目が高まっています。
まだ正式な台風やたまご(熱帯低気圧)が発生していない段階でも、各気象機関は南の海域を重点的に監視しており、気になる動きがあればすぐに話題になります。
この記事では、台風9号に関連しそうな気象情報や、発生の兆候がある場合に備えた最新の動向を、米軍JTWC・ヨーロッパECMWF・Windyの進路予想から丁寧に解説。
今後の発達の可能性や、日本への影響などもあわせて調査していきます。
台風9号2025の「たまご」とは?現状まとめ【いつ発生?どこで?】
● 現在の位置と特徴(2025年7月24日9:00現在)
- 名称:TD 12W(熱帯低気圧)
- 元・95W
- 位置:マリアナ諸島付近、北緯15度・東経140度あたり
- 進行方向:西北西〜北西
- 中心気圧:1004hPa前後(推定)
- 最大風速:15〜18m/s(30〜35kt)
- 構造:対流活動が中心付近に集中、循環が整い始めている
さらに現在は、
- TS10W「フランシスコ」
- TS11W「コーマイ(CO-MAY)」
が同時に活動しており、西太平洋は台風多発状態です。

台風が立て続けに発生していて、
12Wも台風9号に命名される可能性が極めて高くなりました!
\備えあれば憂いなし/

たまごが台風になる確率はどれくらい?
「たまご」が台風になる確率は、状況によって異なりますが、米軍(JTWC)が「HIGH(高)」と判定した場合は70〜90%以上の確率で台風に発達すると言われています。
一方、「LOW」や「MEDIUM」の段階では、そのまま消滅するケースも多く、こまめなチェックが重要です。

気象庁の台風情報ページや
JTWCの分類をこまめにチェックするのがコツ!
【最新】米軍JTWCの進路予想と強さ予測は?
米軍JTWCとは?
- アメリカ海軍・空軍共同の気象機関で、熱帯低気圧の監視を24時間実施。
- “Invest”番号(90〜99)や”06W”のような識別番号を用いて監視。
- 進路図は「Cone(円錐)」型で、予測のブレ幅が視覚的にわかりやすい。
- 更新頻度が高く、発達予測にも敏感。
米軍の番号(93Wなど)の意味とは?
JTWCでは、台風のたまご(熱帯擾乱)を識別するために「番号+アルファベット」で分類します。
- 「93W」や「90W」:北西太平洋(West Pacific)を意味する「W」
- 数字は発生順。93Wなら、今季93番目の熱帯擾乱という意味です。
この番号が出ると、JTWCが監視対象にしている証拠。警戒の目安になります。
・JTWC(米軍合同台風警報センター)の警報エリアに入っているかをチェック。 ・進路予想図(Cone of Uncertainty)と警戒レベルの解説。 ・風速や台風への昇格タイミングなども合わせて紹介。
7月23日15:00現在の状況

熱帯擾乱「98W」が発生中
画像右側に「98W」として黄色い円で囲まれているのが、今回注目すべき“台風のたまご”です。現在のところ:
- 名称:98W INVEST
- 位置:フィリピン東の海上、マリアナ諸島付近
- 発達度:LOW(=台風に発達する可能性はまだ低め)
- 雲のまとまり:不完全ながら中心付近に対流が集中しつつあり、発達の兆候
また、同画像にはすでに
- TS 09W「WIPHA(ウィパー)」、
- TS 10W「FRANCISCO(フランシスコ)」、
- TD 11W(熱帯低気圧)
も表示されており、西太平洋は活発な状態となっています。
7月24日9:00現在の状況

現時点では「TCFA(台風形成警報)」は未発表ですが、TD(熱帯低気圧)に昇格したことで、24〜48時間以内にTS(台風)へ昇格する可能性は非常に高いとみられています。
- 確率:80〜90%(非常に高)
- 名前が付与されると、**JMA基準の「台風9号」**に昇格
\備えあれば憂いなし/

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予測は?
ヨーロッパ中期予報センターとは?
- ヨーロッパ中心の高精度気象モデルで、信頼性が高いとされる。
- 10日以上先までの中期予測に強く、滑らかな進路予想が特徴。
- 「ensemble(アンサンブル)」予測で、複数の可能性を同時に表示可能。
- Windyや天気専門サイトでもECMWFベースの図を閲覧できる。
7月23日15:00現在の状況
ECMWFの最新モデル(7月23日12UTC更新)によると:
- 98Wは7月25日~26日頃に熱帯低気圧→台風に昇格する可能性
- その後の進路はまだ不確実ですが、北西方向へ進み、沖縄~南西諸島に接近するシナリオが見られます
- 進路次第では週明け(7月28日〜29日)に日本本土へ間接的な影響が出る可能性あり
ただし、まだ初期の段階なので、予測モデル間のばらつきは大きく、日本本土直撃のリスクは低めですが、南西諸島では波の高まり・湿った空気の流入に注意です。
7月24日9:00現在の状況
7月24日12UTCのECMWFモデルでは:
- TD12Wは今後北西へ進み、7月26〜27日に沖縄南方〜台湾東部近海へ接近
- その後の進路は不確実だが、東シナ海に入るシナリオがやや有力
- 台風の中心が日本本土を直撃するリスクは今のところ低め
とはいえ、台風が近づかなくても、以下のような間接的な影響が見込まれます:
- 南西諸島や九州南部での高波・強風・湿った空気の流入
- 台風周辺の外縁雲により、大気の不安定化→局地的豪雨の可能性
\備えあれば憂いなし/

Windyで見た進路と風の動き【リアルタイム確認も可能】
Windyとは?
- 視覚的に天気を確認できる無料サービス。スマホアプリでも利用可能。
- ECMWF・GFSなど複数モデルを選択して切り替えられる。
- 「Wind」で風の渦、「Rain」で雨量、「Pressure」で気圧配置が確認可能。
- 拡大・縮小で局地的な動きまでチェックできる。
Windyで台風のたまごを見るには?おすすめの見方を解説
Windyでは、以下の操作で「たまご」の雲の渦や進路をチェックできます。
- 画面右下の「モデル」で「ECMWF」を選択(信頼性が高い)
- 「風(Wind)」か「気圧(Pressure)」を選択
- 日本周辺やフィリピン東海上に渦が見えたら、たまごの可能性大!
- 時間を進めて(▶)、進路や発達傾向も確認可能

事前にアプリをスマホに入れておくと、
移動中でもサッと確認できて便利です!
7月23日15:00現在の状況
Windyで見られる各気象モデルの予測では、次のような傾向があります。
モデル | 発達傾向 | 進路傾向 | 日本への影響 |
---|---|---|---|
GFS(アメリカ) | 台風級に発達 | 北西進し沖縄付近へ接近 | 強風・高波に注意(7/27前後) |
ECMWF(ヨーロッパ) | 発達はやや緩やか | フィリピン東→東シナ海方向へ | 本州には直接影響少なめ |
ICON(ドイツ) | 弱いまま停滞 | 西へ進むが勢力弱い | 影響小さい |
現時点ではWindy上でも「勢力が強まる可能性」と「不確定性の高さ」が同居してる状況!

Windyは無料でリアルタイムの風の動きが見られて便利だよ!
7月24日9:00現在の状況
Windyで見られる各気象モデルは以下の通りです:
モデル | 発達傾向 | 進路傾向 | 日本への影響 |
---|---|---|---|
GFS(アメリカ) | 急発達し台風に | 沖縄南方→東シナ海へ北上 | 九州南部で雨風に注意 |
ECMWF(欧州) | 徐々に台風化 | 台湾北側〜中国沿岸へ | 直接的な影響は限定的 |
ICON(ドイツ) | 台風化するが小型 | 進路はぶれあり | 影響は南西諸島中心か |

Windyで見られる各モデルともに
「台風化は確実」だけど、
進路のブレはまだ大きい印象!
\備えあれば憂いなし/

日本への影響はある?警戒すべき地域と時期
7月23日15:00現在
7月23日時点では、98Wはまだ発達途上の熱帯擾乱にすぎませんが、今後数日で台風9号(JMA基準)になる可能性が中程度~高めです。
日本への影響はこう予想されます:
本州方面は週末以降の予測に注目(梅雨明け後の大気不安定との複合に注意)
直接的な上陸リスク:現時点では低い
南西諸島(与那国・石垣・宮古など)では高波・湿った空気に警戒
7月24日9:00現在
現時点の予測では、TD12Wは:
- 7月25〜26日に台風9号へ昇格する可能性が極めて高い
- 7月26日〜28日頃に南西諸島・台湾方面に接近
- 東シナ海へ抜ける場合、九州・西日本に湿った空気や高波が届く可能性あり
- 本州直撃シナリオは少ないが、梅雨明けの不安定な天気と重なり警戒は必要
\備えあれば憂いなし/

台風9号になる可能性は?気象庁の発表もチェック!
- 気象庁では、最大風速が17.2m/s(34ノット)以上に発達した熱帯低気圧を「台風」と定義します。
- 台風に発達したと認められた時点で、通し番号(台風○号)が与えられ、命名されます。
- なお、命名はアジア各国が用意した140個の名前から順番に使用(例:ナンマドル、ハグピートなど)
- JTWCで台風扱いになっていても、気象庁が認定しないと「日本では台風になっていない」という扱いになる場合もあります。
現在の情報から判断すると、95Wが今後台風に発達する可能性は「中〜高(50〜70%程度)」と見られています。
現時点では発達途上にありますが、海水温や上層環境は揃ってきている状態。以下の表のとおりです。
要素 | 現在の状況 | 発達への影響 |
---|
海面水温 | 約29〜30℃ | 🌡 十分に高く、エネルギー源あり |
垂直風シアー | やや強めだが低下傾向 | 🌬 発達の障害が徐々に減ってきている |
湿潤度 | 中〜高 | 💧 上層まで湿っており、対流が維持されやすい |
モデルの支持 | ECMWF・GFSともに発達を示唆 | 📈 複数モデルが「台風化」を支持 |
特に海水温が高いこと、風シアーが弱まる予測が出ているため、今後は発達条件が整うと考えられます。
7月24日最新情報
現時点では「TCFA(台風形成警報)」は未発表ですが、TD(熱帯低気圧)に昇格したことで、24〜48時間以内にTS(台風)へ昇格する可能性は非常に高いとみられています。
- 確率:80〜90%(非常に高)
- 名前が付与されると、**JMA基準の「台風9号」**に昇格

かなり高い確率で、台風に昇格しそうだね。
\備えあれば憂いなし/

\備えあれば憂いなし/

今後の最新情報・更新履歴はこちら!
更新日 | 内容 |
---|---|
7月23日 | 台風のたまごとして発生確認 |
7月24日 | かなり高確率で台風9号へと発達する見込み |
○月○日 | |
○月○日 |
*最新情報に随時更新してゆく予定です!
まとめ

台風になるかどうかは数日内に判明しそう!
最新情報をこまめにチェックして、
早めの対策を進めておこうね!
台風9号に関して、何か情報がありましたら、随時更新してゆく予定です。
この記事をブックマークして、時々確認していただけますとお役に立てると思います!
台風シーズン、各地で被害が出ないことを祈りつつ、最新情報をチェックしてゆきましょう。
\備えあれば憂いなし/

コメント