台風シーズンが近づく中、今年も熱帯低気圧や“台風のたまご”に関する注目が高まっています。
まだ正式な台風やたまご(熱帯低気圧)が発生していない段階でも、各気象機関は南の海域を重点的に監視しており、気になる動きがあればすぐに話題になります。
この記事では、台風7号と8号に関連しそうな気象情報や、発生の兆候がある場合に備えた最新の動向を、米軍JTWC・ヨーロッパECMWF・Windyの進路予想から丁寧に解説。
今後の発達の可能性や、日本への影響などもあわせて調査していきます。
台風7号・8号の「たまご」とは?現状まとめ【いつ発生?どこで?】
・現在、注目されているのは7月20日~21日に発生した熱帯低気圧。
・まだ正式な台風ではありませんが、各気象機関が警戒モードに入っています。

台風の「たまご」は、
台風に発達する可能性がある
注目の熱帯低気圧のことだよ!
\備えあれば憂いなし/

たまごが台風になる確率はどれくらい?
「たまご」が台風になる確率は、状況によって異なりますが、米軍(JTWC)が「HIGH(高)」と判定した場合は70〜90%以上の確率で台風に発達すると言われています。
一方、「LOW」や「MEDIUM」の段階では、そのまま消滅するケースも多く、こまめなチェックが重要です。

気象庁の台風情報ページや
JTWCの分類をこまめにチェックするのがコツ!
【最新】米軍JTWCの進路予想と強さ予測は?
米軍JTWCとは?
- アメリカ海軍・空軍共同の気象機関で、熱帯低気圧の監視を24時間実施。
- “Invest”番号(90〜99)や”06W”のような識別番号を用いて監視。
- 進路図は「Cone(円錐)」型で、予測のブレ幅が視覚的にわかりやすい。
- 更新頻度が高く、発達予測にも敏感。
米軍の番号(93Wなど)の意味とは?
JTWCでは、台風のたまご(熱帯擾乱)を識別するために「番号+アルファベット」で分類します。
- 「93W」や「90W」:北西太平洋(West Pacific)を意味する「W」
- 数字は発生順。93Wなら、今季93番目の熱帯擾乱という意味です。
この番号が出ると、JTWCが監視対象にしている証拠。警戒の目安になります。
7月21日現在の様子

97W(Invest 97W)
- 位置:約14.6 N, 133.3 E、台風本体には至らずまとまり欠く弱い渦。
- 風速:13~18kt、最低気圧は約1,007 hPa。
- 今後24時間の発達可能性:「中程度(Medium)」に引き上げ
- モデル予測では北北東方向へ移動し、モンスーン低気圧の形を取りながらゆるく発達する見込み
98W(Invest 98W)
- 位置:約8.5 N, 154.0 E、こちらもまとまりない弱い低圧渦。
- 風速:13~18kt、最低気圧は約1,008 hPa。
- 発達可能性:「低い(Low)」に設定
- モデルは北へ緩やかに進みながら少し強める傾向だが、発達期待は控えめ
\備えあれば憂いなし/

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予測は?
ヨーロッパ中期予報センターとは?
- ヨーロッパ中心の高精度気象モデルで、信頼性が高いとされる。
- 10日以上先までの中期予測に強く、滑らかな進路予想が特徴。
- 「ensemble(アンサンブル)」予測で、複数の可能性を同時に表示可能。
- Windyや天気専門サイトでもECMWFベースの図を閲覧できる。
7月21日19:00現在の状況
最近のアンサンブル(ENS)では:
- 97W は北~北東進行、モンスーン低気圧程度には発達するが、明確な台風までには至らない可能性が示唆されています。
- 98W は発達可能性が低く、ENSでも進行の予測は分かれており、台風への進展は見込めないとされています。ただし、モデル上では北へ移動の傾向あり。
中長期の熱帯生成予測チャートでも、これらのエリアは「やや活動が予想されるゾーン」として反応が出ており、発達リスクを伴っています。
\備えあれば憂いなし/

Windyで見た進路と風の動き【リアルタイム確認も可能】
Windyとは?
- 視覚的に天気を確認できる無料サービス。スマホアプリでも利用可能。
- ECMWF・GFSなど複数モデルを選択して切り替えられる。
- 「Wind」で風の渦、「Rain」で雨量、「Pressure」で気圧配置が確認可能。
- 拡大・縮小で局地的な動きまでチェックできる。
Windyで台風のたまごを見るには?おすすめの見方を解説
Windyでは、以下の操作で「たまご」の雲の渦や進路をチェックできます。
- 画面右下の「モデル」で「ECMWF」を選択(信頼性が高い)
- 「風(Wind)」か「気圧(Pressure)」を選択
- 日本周辺やフィリピン東海上に渦が見えたら、たまごの可能性大!
- 時間を進めて(▶)、進路や発達傾向も確認可能

事前にアプリをスマホに入れておくと、
移動中でもサッと確認できて便利です!
7月21日19:00現在の状況
Windyの「Hurricane Tracker」機能では、97Wと98WがInvestとして識別されていますが、
- 97W はまだ強い低気圧レベル。
- 98W は同様にまとまりが弱く、台風へ発達する可能性は低評価。
モデルのタイムライン上では、これらが北へ移動しながら、ややまとまる可能性はあるものの、現時点では台風にならないとされています(※一般的なGFS/ECMWF等のグローバルモデルの予測に準拠)。

Windyは無料でリアルタイムの風の動きが見られて便利だよ!
\備えあれば憂いなし/

日本への影響はある?警戒すべき地域と時期
97W
- 北北東〜北東進行が予想され、進路は台湾〜沖縄近海を経て、最終的には日本列島へ接近する可能性があります。
- ただし現状でははっきりと台風へと発達するわけではなく、モンスーン低気圧的な形のまま移動する見込み。これにより、沖縄や九州南部では大雨や強風の影響が考えられます(特に後半にかけて注意が必要)。
98W
- 主に西太平洋の低緯度〜中緯度を北進する見通しで、日本への影響は現時点では低いと見られています。
- 発達も控えめで、台風レベルには至らない可能性が高いです。
\備えあれば憂いなし/

台風7号8号になる可能性は?気象庁の発表もチェック!
- 気象庁では、最大風速が17.2m/s(34ノット)以上に発達した熱帯低気圧を「台風」と定義します。
- 台風に発達したと認められた時点で、通し番号(台風○号)が与えられ、命名されます。
- なお、命名はアジア各国が用意した140個の名前から順番に使用(例:ナンマドル、ハグピートなど)
- JTWCで台風扱いになっていても、気象庁が認定しないと「日本では台風になっていない」という扱いになる場合もあります。
台風に発達する可能性:97Wは最大で20%程度/98Wは低い(約10%程度)
日本への影響:97Wは南西諸島や九州南部に大雨・強風の可能性あり。98Wは現時点では影響軽微。
\備えあれば憂いなし/

今後の最新情報・更新履歴はこちら!
更新日 | 内容 |
---|---|
7月21日 | 台風のたまごとして発生確認 |
○月○日 | |
○月○日 | |
○月○日 |
*最新情報に随時更新してゆく予定です!
まとめ

このたまごが台風になる確率は低そう!
でも油断は禁物。
最新情報をこまめにチェックして、
早めの対策を進めておこうね!
台風7号、8号に関して、何か情報がありましたら、随時更新してゆく予定です。
この記事をブックマークして、時々確認していただけますとお役に立てると思います!
台風シーズン、各地で被害が出ないことを祈りつつ、最新情報をチェックしてゆきましょう。
\備えあれば憂いなし/

コメント